黄身は半熟派

最近流行になりつつある「熟成肉」。一定期間寝かせることで旨みを発酵させたお肉のことだそうで、最近は高級料理店だけじゃなく、ファミレスや牛丼チェーン店などでも熟成肉が提供されるようになったんだとか。
「熟成」っていかにも旨みが凝縮されていそうなイメージがあるからおいしそうだけど、実はこの熟成肉、一歩間違えると食中毒になる危険性があるんだって（汗）
そもそも熟成肉っていうのはブルーチーズと作り方が同じで、表面を青カビでコーティングし、中の旨み成分を発酵させて増やすことを目的とした調理法らしい。
青カビそのものは病原性がないので、健康な人に感染する心配はないのだけど、発酵させる過程で他の有毒なカビを繁殖させてしまっている可能性もあるんだとか。
もちろん、温度管理や湿度管理が徹底されていて、適切に処理・調理されているところなら青カビだけで発酵させた純粋な熟成肉を楽しめるわけなんだけど、他の有毒カビまで混入した場合は単なる「腐敗肉」と変わらず、感染症やアレルギーなどを引き起こすおそれがあるんだって。
もともと西洋から伝わってきた肉食文化は今や日本にもすっかり浸透していて、家庭でも普通に調理されるから忘れがちだけど、もとは獣由来の肉なんだから、やっぱり食べ方には気をつけないと高いリスクがともなうんだなあと改めて実感した。
熟成肉もそうだけど、最近は生肉も流行ってるもんねえ。牛や豚は禁止されたけど、鶏を生食するところはあるみたいだし。
個人的には生肉って怖くて食べられないんだけど、もし食べるとしたら衛生管理が徹底されたお店を見つけるところから始めないとね。